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高級万年筆厨だった私を虜にした安物万年筆「サファリ」の特徴とオススメな理由

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万年筆を買うのであれば、ある程度の値段を出して、良い物を買うべきだ。そう思っていた。

しかし、このLAMY社のサファリを手にしてからは、そんな考えを止めなければいけないことを悟ったのだ。

もちろん、2万以上のお金を払って買う万年筆は最高だ。力を全く込めずとも、金のペン先からは潤沢なインクが流れ出てくる。あの滑らかな感触は何とも代え難いものだ。

ただ、それが全てではない。安いスチールのペン先であっても、これはこれで “使いがっての良い物” である。そのことを認めなくてはならない。

どちらもそれぞれに特徴があって、その特徴が人によってはピッタリとハマるだろう。特にLAMY社のサファリは、これから初めて万年筆を触る人と、私のように高い万年筆しか触ったことのなかった人に対してオススメしたい一品である。

※ラミー社の万年筆には、軸の素材が違う「サファリ」と「アルスター」という2つのタイプがある。厳密には違う商品だが、便宜を図るため、当記事では「アルスター」も含めて「サファリ」と記述している部分がある。ご了承頂きたい。

ラミー サファリ アルスター

■価格がリーズナブル

真っ先に思い浮かぶ特徴は、なんと言っても価格だろう。

普通の万年筆が数万円の値札をぶら下げているのに対して、サファリは桁がひとつ違う。樋口一葉氏を握りしめてさえいれば買えてしまうのだ。

この値段であっても、メーカーは安心のLAMY社。ドイツの有名ブランドであるため、品質は折り紙つきだ。どこのものとも分からない中国品と一緒にしてはいけない。

高い万年筆は、それだけ手元が震える。「高価なものほど大切にしたい…」と考えてしまい、なかなかラフに使い込めないのが人の心だ(本来であれば、高いものほど使い込んでいきたいものだが…)。

そういう点でも、安いというのは嬉しい。恐れがないからラフに使っていける。いつでもどこでも使うには、これぐらいの値段の物のほうが気持ち穏やかに使っていける。

▼ここでは¥2,580で販売している。

■カラーバリエーション

サファリのラインナップは豊富だ。いろんなカラーがある。

サファリと同じデザイン・作りで、軸の素材が違う「アルスター」というタイプもあり、これを含めればその種類は10種類を超えてくる。(※「アルスター」と「サファリ」の違いは後述しています)

原色に近い鮮やかな色ばかりなので、日本人好みかとは言えないかもしれない。しかし、その色の豊富さは、選ぶ楽しさを与えてくれる。

特に「スケルトン」や「ホワイト」、そして「限定カラー」は非常に魅力的だ。

私が購入したシャンパンゴールド(アルスター)も、この2013年の限定カラーだ。…限定。この言葉だけでニヤニヤが止まらない。

■鉛筆のような書き味

これが褒め言葉かどうかは別にして、サファリの書き味は硬い。スチール製のペン先が故に、そのペン先は固めであり、印象としては「鉛筆で書いた時のようなカリカリ感」がある。

万年筆の最大の魅力である「ぬるぬるとした書き味」「力を入れなくても引ける線」とは違い、手には紙にひっつくような感覚が残る。

ただ、私はこれが逆に楽しい。多少筆圧が強くても、ペン先が曲がることがないので安心して書ける。ボールペンなどと同じような感覚で使えることから、「万年筆とボールペンの間の子」と言えるかもしれない。

初めて万年筆を触る人にオススメ。そう言っているのは、これが理由だ。

■重心

サファリでは2つの重心を楽しめる。自分の使いやすい方を選ぶといい。

ひとつは、キャップをペンの後ろに指すことで、重心を中心から後ろにかけることができる。万年筆を使う場合には、非常にオーソドックスな形だ。これにより、ペン先を寝かせることができ、力を入れずにスッと書いていける。

もうひとつは、キャップと付けない書き方だ。こうすると、重心が前(ペン先)にかかり、ペンを立てて使うことができる。

万年筆は通常、あまりペンを立てては使わない。寝かせて使うからこそ、あの滑らかな書き味を達成できるのだ。しかしサファリのペン先が硬いので、ペン先を立てて使っていても問題を感じることはない。

ボールペンの延長のように、今までと同じ感覚で使えるので、初めて万年筆を使う人にもきっと使いやすいだろう。

■選ぶ時の注意点

LAMYのサファリには、厳密に言うと2つのレパートリーがある。通常「サファリ」と呼んでいるタイプのものと、「アルスター」と呼ばれるタイプだ。

この2つの違いは、ペン軸の素材にある。通常のサファリが樹脂(プラスチック)で出来ているのに対して、アルスターはアルミで出来ている。そして、アルスターの方がペン軸が太く作られているのだ。

また、値段も少し違うので、気になる人は以下の2つのリンクを見比べてから、自分の好みのタイプを選んでもらいたい。

▼こちらが「サファリ」の一覧

Lamy – Products

▼こちらが「アルスター」の一覧

Lamy – Products

■あとがき:万年筆が私は好きだ

やはり私は万年筆の書き味が好きだ。インクの色が好きだ。万年筆で書き記したノートには、ボールペンでは成し得ない深みと味を感じる。

万年筆に敷居の高さを感じている人は、ぜひラフな気持ちで触ってみて欲しい。安物の万年筆を嫌悪している人にも、ぜひ触ってみて欲しい。

LAMYのサファリは、老若男女、誰に対してもオススメできる一品であると改めて感じた。

それでは、今日はこのあたりで。



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なぜ違う?知って得する万年筆のペン先の素材について

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万年筆のペン先には、様々な材質が使われています。

では、なぜそんなに多くの材質が使われるのでしょうか?また、なぜ金素材のペンが愛されるのでしょうか。

今日はそんな「万年筆選びが捗るペン先のマメ知識」についてお話し致します。

知ると知らぬでは大違い。失敗しない万年筆選びをするために、覚えなくて良いのでメモしておいてください。

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■目次(※ページ内リンクします)

 なぜ金を使用するのか?

 金の種類について

 金メッキ品の材質は鉄です

 材質による書き味の違い

 価格帯に感して

 あとがき:長く愛用するなら金ペンを

■なぜ金を使用するのか?

最初に、そもそも何故ペン先の材質が大事なのか。そして、何故そこに金が使用されるのか。それをお話しします。

これには、インクが関係します。

インクは酸性,アルカリ性のph値を示す化学薬品とも言えます。中には,強めの酸性・強めのアルカリ性を示すものもあり、その結果ペン先が腐食してしまうのです。

そのためペン先には、腐食しにくい金が使われます。

値段は張りますが、一生モノで長く愛用されるものですので、金のペン先の物が愛されるというわけです。

しかし、そうは言っても金は高い。

そこで、より安価な材質としてステンレス(スチール)が使われるケースがあります。

安価な万年筆ですと、ステンレス性が多いですね。その代わり、ステンレスは金に比べると腐食しやすいのが特徴です。

■金の種類について

金を使ったペン先の表記は、金の含有率によって大きく3つに分かれます。「14金(14K)」「18金(18K)」「24金(24K)」の3つです。

24金は混ざりもののない純金です。しかし、柔らかすぎて万年筆のペン先としては使えません。そこで、一般的には18金や14金が使われます。

18金は、金の含有率が75%程度。14金は、58%程度となっています。18金の方が含有率が多いので高価ですが、ペン自体の性能や書き味には関係ありません。

□金のペン先にメッキがされているケース

上述の通り、金はとても柔らかい。そのため使っていく内にどんどん磨り減ってしまいます。

そこで、金よりも固く磨り減りにくいロジウムなどでメッキを施すケースがあります。その場合は「18K ロジウムプレート仕上げ」などと表記されます(プレートとはメッキの事です)。

ちなみに余談ですが、これが「万年筆が自分色に染まる」といわれる所以ですね。柔らかくすり減っていくペン先だからこそ、書けば書くほど、自分の書きやすい形に変化していきます。

■金メッキ品の材質は鉄です

上述した通り、安価な万年筆のペン先には金ではなく鉄の合金が使われており、中でも腐食に強いステンレス(スチール)が一般的です。

さて、ここで戸惑い易いポイントが一つ。それは、金メッキ品の存在です。

例えば「ステンレススチール23金ゴールドプレート仕上げ」と言う表記の場合、「材質はステンレスで、そこに23金のメッキを施していますよ」という意味です。

これはまだ分かりやすい方で、物によっては「14金仕上げ」「18金ゴールドプレート」「14KGP」等と表記されるものもあります。

これらもすべて「鉄製のペン先で、金のメッキがされていますよ」という意味なので注意が必要です。

金色だからといって、材質が金というわけではありません。「金素材の柔らかい書き味をイメージして買ったのに、使ってみたら筆記感が硬かった」と言う失敗のないようにご注意下さい。

■材質による書き味の違い

材質が金なのかステンレスなのかで、書き味に違いがあります。

金の方が柔らかいので、当然書き味も柔らかい、滑らかな印象を受けます。逆に鉄系合金は金と比べると硬く靭性が強いので、筆記感は硬く感じます。

しかし、これらはあくまで “筆記感” の話です。書きやすい・書きにくいとは別の話。

ペン先が柔らかい方を好む人もいれば、紙に引っかかる硬い書き味を好む人もいます。これはそれぞれの好みですので、「安い鉄製の万年筆は粗悪で書きにくい」という事では決してありません。

■価格帯に感して

最後に価格のお話を。

これは私の感覚ですが、2万円を下回る価格では金ペンは手に入りません。不可能ではないでしょうが、かなり難しいと思います。

逆に2万円を下回る価格で金色をしたペン先の万年筆は、だいたいは金メッキ品でしょう。ご購入の際は、その材質に関する表記にご注意下さい。

ただ、これはあくまで私の感覚値です。最終的にはご自身で確認・判断お願いします。

■あとがき:長く愛用するなら金ペンを

以上が万年筆のペン先に関するマメ知識でした。知っておくと、今後の万年筆選びの役に立ちますよ。

腐食等の件を考えると、私はなるべくなら金ペンを使っていたいです。やはり長く愛用して、世代を超えて使い続けられるのが、万年筆の魅力だとも感じていますので。

あなたにとって、最高の一本に出会えますように。

それでは、今日はこのあたりで。


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4色ボールペン「ジェットストリーム」のリフィルが使える最高なペンを見つけました

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ジェットストリーム 4&1 を愛用している皆様。本体が大きくて太くて、それが原因で書きにくいと感じてはいませんか?

私もずっと愛用していたのですが、唯一不満だったのが「軸の太さ」でした。

4色ボールペンの特徴なので仕方がないと言えばそうなのですが、指で握る部分が非常に太いのです。

ただ、私は元来、軸の太いペンが好きではないのです。それでも我慢して使っていたのは、ジェットストリームの書き味に惚れ込んだからです。

しかし、虎視眈々と狙っていました。「ジェットストリームが使え、かつ、軸が細いボールペンはないものか」と。

そして見つけたのが、トンボ鉛筆社が発売している「リポータースマート」です。軸が細く、それでいてジェットストリームのリフィルを使える

私の理想を体現できる、これ以上無いベストマッチな組み合わせでした。

今日はそんなお話。ジェットストリーム 4&1 に少なからず不満を持っていらっしゃるならば、一度ご検討してみて下さい。

ジェットストリーム4 1の代わりにリポータースマートを

■まずは製品紹介を

今まで私が使っていたのが「ジェットストリーム 4&1」です。黒・赤・青・緑の4色ボールペンに加えて、シャープペンシルが付いているタイプです。

▼ジェットストリーム商品詳細ページ
ジェットストリーム 4&1 0.7mm | ジェットストリーム 4&1 | JETSTREAM 多色・多機能ペン | 油性ボールペン | ボールペン | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社

そして、今回の主役となるのがトンボ鉛筆社の「リポータースマート」です。このペンの本体に、ジェットストリームのリフィルがバッチリと合います

▼リポータースマート商品詳細ページ
REPORTER SMART | 株式会社 トンボ鉛筆

ちなみに、トンボ社の「リポーター」というラインナップにも、同じようにジェットストリームのリフィルが使えるそうです。私は未検証ですが、ご参考までに。

では次に、私がリポータースマートにジェットストリームのリフィルを入れる理由を、3つ程ご紹介します。

■軸が細くて書きやすい

これが最大の理由です。何度も言っていますがリポータースマートは軸が細いのが最大の特徴です。これをデータで表すと、以下のようになります。

◇ジェットストリーム
軸径 ▷ 13.2mm

◇リポータースマート
軸径 ▷ 12.0mm

たった1.2mmの違いかと思われるかもしれません。ですが、その違いはハッキリと体感できるレベルです。

今まで使っていたジェットストリームが、明らかに「太い」と言えるほどの違い。それほどの違いがあります。

リポータースマートのグリップ部分も少し硬めで、これもまた私好み。硬め・細めのペンが好きな方は気に入って頂けると思います。

■リポータースマートはとても安い

「リポータースマート」の価格は、脅威の367円。「ジェットストリーム 4&1」が1,050円なのと考えると、無視できないほどの価格差です。

ジェットストリームのリフィルが84円なので、「リポータースマート + ジェットストリームリフィル」の環境を整えるのに必要な金額は、

◇367円 + (84円 × 4本) = 703円

以上のようになります。実は「ジェットストリーム 4&1」を一本買うよりも安く済んでしまうんです。

■軸を見なくても色が分かる

「リポータースマート」のセールスポイントとして、「ノック部分の形状が4色すべて違う」というものがあります。

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via:REPORTER SMART | 株式会社 トンボ鉛筆

「黒=平ら」「赤=三角が2つ」「青=三角が1つ」「緑=丸型」と、それぞれのノック部分の形が違います。

これが結構な違いでして、親指で触っただけで違いを認知できるほどの違いなのです。

つまり、指で触っただけで、どの色の軸を触っているかが分かる。ペン自体に目を向けずとも、各色のペンを使えると言うのが特徴なのです。

■あとがき:やっと出会えた感激

ホント、ずっと探していたんです。そのために、スタイルフィットを使ったりもしてみましたが、どうにも自分の納得する程ではありませんでした。

ですが、やっと満足して愛用していけそうです。

今日の今日で試してみたので、これからの経過によって感覚が変わるかもしれません。ですが、今の時点の感想を言うなれば100点満点です。

ジェットストリームを利用する新たな方法として、ぜひ覚えておいてください。

それでは、今日はこのあたりで。


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ビジネス&プライベート兼用。文具好きの私が愛した2つのノート。

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ノートにもいろんな形や種類があって、何がいいのか迷ってしまいますね。私も紆余曲折あり、今の形に落ち着くまでにずいぶんと色んなノートを使ってきました。

最近は少し落ち着いてきたので、今日はちょっとそんなお話を。

あなたにも、お気に入りのノートはありますか?私には二つあります。それぞれ目的や使うシーンが違うので、何かの参考になれれば幸いです。

文具好きの私が愛した2つのノート

■自由帳的な役割のミドルサイズ

常に持ち歩く “相棒” 的な存在なのが、モレスキンのラージサイズやロディアのウェブノートブックに代表される、A5サイズのノートです。大き過ぎもなく、小さ過ぎもない。自分の手に馴染むちょうどいいサイズ。

このサイズのノートは、文字通り常に持ち歩いています。その理由は、先日「なぜ先輩ウェブディレクターは「紙とペンで仕事はできる」と言ったのか? | あなたのスイッチを押すブログ
」でも書いた通り、紙に書くことで「考える時間」を取りたいから。ノートと向き合っている時間がそのまま、思考を巡らせている時間になるんです。

ロディア 文具好きの私が愛した2つのノート

□なにを書くのか?

書く内容に決まりはありません。アイデアであれ、日記であれ、メモであれ。思い立ったものを思い立ったまま書けるのが、このノートの最大の役割です。

そのため、表紙は硬い素材の物が良い好みです。電車やベンチなど、イスに座って膝の上で書物をする場面も少なくないので、柔らかい素材だと非常に書きにくいのです。

□どうしてこの大きさなのか?

気軽に持ち出せるギリギリのサイズだと思っています。これ以上大きいと、膝の上にも広げられないし、何よりカバンの中で嵩張って仕方ありません。

また、手軽だけど広く書ける、とても具合の良い大きさなのです。文章でも図でも広々書けますし、必要であればメモや印刷物を貼り付けることもできます。だからこそ「自由帳」としての位置づけになれるんですね。

□何を使っているのか?

最近のお気に入りはロディアの「ウェブノートブック」。モレスキンのラージサイズよりも少し横幅が広く、大きいのが特徴。また、表紙の素材の手触りが非常に不思議。硬いんですけど、触り心地はふわっとしています。文具屋に行った際は、ぜひ手に取ってみてください。

■アイデアを形にするラージサイズ

もう1つお気に入りのサイズのノートがあります。それは、ロディアのNo.19やニーモシネでも扱いがある、A4サイズのノートです。加えて、1ページ毎に切り取れることが条件になります。

□なにを書くのか?

こちらは主に、アイデアを出したい時やアイデアを形にしたい時に使います。と言うのも、書いた紙は残しておかず、スキャンして捨ててしまうからです。記録として蓄積するノートではなく、使い切っていくノートなのです。

具体的な内容としては、仕事でワイヤーフレームを書いたりもしますし、提案書の草案を作ったりもします。プレゼンのスライド案をまとめたりもしますね。

Filofax 文具好きの私が愛した2つのノート

□何を使っているのか?

A4サイズで、しかも切り取り線が付いているタイプのノートって、意外と市場に少ないんです。私が知っている中だと、ニーモシネかロディアぐらい。ですから私は、ちょっと安いロディアのNo.19というタイプを使用していました。

ただ、今の会社はこのサイズのノートを支給してくれるので助かっています。そこに私は「filofaxのケース」を使用しています。普通だとペラペラのノートなので使いにくいので、少し硬めのケースに入れて使うんです。

■あとがき:細やかなメモはiPhoneで

ブログのタイトル案やちょっとしたアイデアなどは、iPhoneでメモを取っています。一時期、小型のメモ帳を持ち歩いたりもしましたが、あんまり馴染みませんでしたね。

それなら少し腰を落ち着かせてノートに書物をした方が良いと、結局はミドルサイズのノートを持ち歩くようになりました。ミドルサイズのノートは本当にオススメ。ちょっとしたスキマ時間での書物が捗りますよ。

それでは、今日はこのあたりで。


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鉛筆でしかない味わえない書き味を凝縮したペン「大人の鉛筆」に惚れ込んだ

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子供の頃にはよく使っていたけれど、大人になるに従って使わなくなる道具。その内の一つに、「鉛筆」があります。

今やシャープペンシルに取って代わってしまって、鉛筆さえ握ったことがない大人も多いことでしょう。私自身、記憶を掘り返してみても、小学生以来で鉛筆を握った覚えがありません。

しかし、鉛筆にも利点はある。「折れにくいので筆圧を強くして書ける」「故障がなく、半永久的に使える道具」「大きなコストが掛からない」「自分の研ぎ具合次第で、先端の鋭利さを調整できる」などなど。

昔の道具にも、愛される由縁があるものです。

文房具に関して考えていた時、改めて惹かれたのがこの「鉛筆」であり、それを「大人が楽しめる鉛筆」に仕上げた文具があると聞き及んで手に入れたのが「大人の鉛筆」なるものでした。

いわゆる「鉛筆」の定義とは違う姿かたちをしていますが、「なるほど鉛筆の楽しさが包み込まれている一品だ」と感じた、素晴らしい文具です。

今日はそんな、大人が遊び心を取り戻せる鉛筆「大人の鉛筆」のお話し。

大人の鉛筆 001

■大人が手にすると心が弾む鉛筆

ネーミングのセンスが光る文具「大人の鉛筆」。副題には「使い込むほど手に馴染む」と記載されています。
大人の鉛筆 1

包み込んでいたビニールを外すと、辺り一面に鉛筆の香りが充満します。あの、得も言われぬような木と黒鉛の混ざり合った、懐かしい香りです。
大人の鉛筆 2

ジャバラ式の包装には、製作者が商品に込めた熱い想いが記載されています。それは、触らずにはいられない程の高温な想いで、「もっと自分の手で文字を書いて欲しい」「書くことの喜びを再認識して欲しい」という気持ちで溢れていました。
大人の鉛筆 3

商品には、鉛筆のそれを喚起させるような木軸が使用されており、その先端とノック部分には金属が使用されています。このノック部分を押すことで、黒鉛の芯が顔を出します。
大人の鉛筆 4

さて、このままでは使えません。「使えない」と言うと語弊がありますが、「使うべきではない」のです。何故ならこれは「鉛筆」なので、削らなくてはならない。削って先端を細く尖らせる必要があります。

付属で付いている「大人の鉛筆削り」を使用して、先端を尖らせます。
大人の鉛筆 5

すると、平らだった黒鉛の棒が、鋭利なペン先へと変化します。
大人の鉛筆 6

書き味は、いわゆる鉛筆なのですが、何か懐かしさを感じますね。ボールペンや万年筆では得られない、紙に吸い付くような引っ掛かりが絶妙で、病みつきになってしまいます。
大人の鉛筆 7

黒鉛の濃さも非常に良い。愛用しているロディアのノートに書き込んでも、薄くて読めないことはありません。写真に納めてもちゃんと文字が読めるほどには濃く、これなら私のデジタルライフにも溶けこんでいけそうです。
大人の鉛筆 8

軸が細いのも鉛筆の特徴でしょうが、これは好き嫌いが分かれる所かと思います。私は細い軸が好きなので良いのですが、人によっては長時間の執筆に疲れが出るかもしれません。

ただ、私は本当に良い買い物だったと思います。この書き味は、シャープペンのか細い芯でも得られず、ボールペンや万年筆でも再現できない。鉛筆ならではの愛くるしさが、そこにはありました。

■あとがき

かなり久しぶりに鉛筆を持ってみたのですが、これは確かに他の文房具にはない使い心地ですね。

今まで「滑らかに」「力を入れず」を重要視してきましたが、この「紙に吸い付く感じ」も気持ちいいものです。特に鉛筆は芯が太いため、筆圧を強くしていても折れる心配がありません。

ですので、力強く、文字の跳ね・払いを意識した執筆が可能です。

ちょっとビターな大人の遊び道具「大人の鉛筆」を、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

それでは、今日はこのあたりで。

from your @bamka_t

フリクションボールが意外と気に入った理由は『消せる』事もだけど『書き味』でもある

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流行りものには背を向けたくなる性分なのです。猫も杓子も「フリクションボール」って、何がそんなにいいのでしょうか。

多色ボールペンですが3色しかありませんし、ボールペンってそもそも文字を消せないから良いんでしょ。それにゲルインクだからインクの減りも早い。コストパフォーマンスは悪い部類です。

それならジェットストリームの方が良い。インクの出は滑らかだし、ボールペンは四色+シャープペンだし。……フリクションボールの良さなんて、ほとんどないじゃないですか。

でも、ねぇ。使ってもいないのに批判するのは良くないですよねぇ。

フリクションボールがオススメな理由

という訳で、実際に買って、使ってみました。そうしたら意外や意外、これがとても使いやすい。一発で気に入ってしまったのです。今日はそんなお話。

■書き味がちょっと引っかかるじゃないか

ゲルインクのクセに、ドバドバとインクが出ないじゃないですか。ちょっと筆圧をかけないとダメで、『紙にペン先をなぞらせてる』って感覚がちゃんとある。

ちょっと…いいじゃないですか。あまりにインクがドバドバ出ると、文字の躊躇い線が非常に目立ってしまうんですよね。引っ掛かりがあると、文字への躊躇いを防げるんですよね。

■黒色がちょっと薄いんじゃないか?

黒のリフィルの色が、漆黒とはちょっと違う。もう少し薄い、水墨的な色合いをしているように感じます。

でも、これがまた良いですね。真っ黒いインクよりも、なんだか優しい色をしていて。好きですねぇ、この色合い。

フリクションボール 黒色

■文字を消せるって、あっ、意外といいな

ボールペンって、文字を消せないのが利点じゃないですか。アイデアだったり雑記だったり、書き損じも含めて自分の想いであって、それを『消せる』って安心感はむしろ邪魔になる。

……って思ってました。でも、これって良いですね。手帳に書いた予定が変更になったり、文字の部首を書き損じたり。そんなときにパパっと書き直せる。

今までぐしゃぐしゃっと塗りつぶしていた所を透明にできるので、ノートや手帳を綺麗に残せる。これも、私にとっては意外な点でした。分かってたはずなのですが、使ってみるとその便利さがよく分かりますね。

■まぁでも4色は欲しかったかな

フリクションの多色ペンは、一番多いもので3色。4色がないので、緑色を使うことができません。我慢できる範囲ではあるのですが、やっぱり緑はあると良いですね。

その分だけ、単色のボールペン買おうかなぁ。単色であれば、他にもピンクとかオレンジとか、結構なレパートリーがあります。

■あとがき:でも書き味が気に入った

先入観とか食わず嫌いってダメですね。ホント、最初は気に入ってなかったんですよ。冒頭に話した通り、そんな人気になるほどの魅力を感じていませんでした。

でも、使ってみたら気に入りました。『消せる』っていうのも魅力的ではありますが、それ以上に書き味に惚れました。

ドバドバ出るインクより、これぐらいちょっと引っかかりがある方が私には嬉しいのですよ。例え『消せる』という特徴がなくなっても、私はこのボールペンを使うと思いますよ。



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トラベラーズノートに4冊のノートを挟む最も簡単な方法。工具も不要です。

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トラベラーズノート-4冊挟む方法

今日はトラベラーズノートの話題で、4冊のリフィルノートを挟む方法をご紹介します。普通は2冊しか挟めないトラベラーズノートですが、4冊挟めるようにすると使える幅が広がるのでオススメです。

いろんな方法が考えられるのですが、この方法であれば特殊な工具を使う必要もなく、非常にカンタンな作業でできあがります。穴を拡張したりする必要がないので、楽チンですよ。

それでは早速参りましょう。

トラベラーズノート-4冊挟む方法

■2冊のノートを1冊にまとめる

今回のリフィル拡張のキモは、2冊のリフィルノートを1冊にまとめてしまうことにあります。一つ一つ写真付きで手順をご説明しますね。

▼まず、トラベラーズノートの特徴。トラベラーズノートは、中心に2本の紐があります。この1本1本にリフィルノートの中心を挟むことで、2冊のノートを収納することができます。
トラベラーズノート-4冊挟む方法(1)

トラベラーズノート-4冊挟む方法(2)

これですと、2冊のノートしか挟むことができません。紐を4本に増やせば、その分だけノートを格納できますが、穴を広げたり紐を通したりと作業がめんどくさいんです。

▼そこで今回の方法。まず、余った紐を結んで輪っかを作ります。
トラベラーズノート 4冊挟む方法 3

▼次にこの輪っかで、2冊のリフィルノートの中心を挟みます。これで、2冊のノートを1冊のノートにすることができますね。
トラベラーズノート 4冊挟む方法 4

トラベラーズノート 4冊挟む方法 5

▼最後に、その2冊のノートの間を、トラベラーズノートの紐で挟みます。これで、1本の紐に対して2冊のノートを挟めます。
トラベラーズノート 4冊挟む方法 6

▼同じ要領でもう2冊のノートを挟んでやれば、合計で4冊のノートを挟むことができます。
トラベラーズノート 4冊挟む方法 7

▼つたない絵ですが、イメージはこんな感じです。2冊のノートをゴムでまとめて、それをトラベラーズノートの紐で留めてやるんです。
トラベラーズノート 4冊挟む方法 8

■あとがき

いかがだったでしょうか。これなら、特別な工具も面倒な拡張作業も必要なく、カンタンに4冊のノートを挟めますね。

実際にこの方法を行う際に、メーカーからは「結束バンド」が発売されています。しかし、そんなものをわざわざ買わなくとも、2冊のノートを留められる何か輪っかのようなものがあれば、それで目的は達成できます。

トラベラーズノートを購入したら、まず最初に行いたい作業の一つ。ぜひ参考にしてみてください。



from your @bamka_t

Lamy2000で最高の書き味のインク「JetStream」を使う最も簡単な方法。

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高級な4色ボールペンを探していけば、必ず行き着く「Lamy2000」。しかし不満は、インクの書き味の悪さでした。

Lamyの純正リフィルは、インク溜まりができたり最初の書き出しが悪かったりと、非常に使いづらい。それを解消するために、国産のリフィルに入れ替えて使っていたりもしましたが、なかなか相性の良いリフィルがないのが現状でした。

そんな中、私が最高の書き味だと思っている「JetStream」から、高級ラインナップ「Jetstream Prime」が発売になりました。

JetStreamの高級志向版ということですが、それ以上に喜ばしいニュースは、そこに使われているリフィルが「Lamy2000」などに対応できる4C規格のものだという点。

これを使えば、「外見はLamy2000、中身はJetStream」という夢の共演を実現することができるんです。

Lamy2000でJetStreamを使う方法

■Lamy2000でJetStreamを使う方法

JetStreamの新しいラインナップ「JetStream Prime」では、使用されるリフィルが今までと違います。今まではプラスチックの軸でしたが、今回は金属の軸を使用したものに変更となりました。

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これは「4C規格」に対応しており、多くの多色ボールペンに入れて使用できる汎用性・互換性の高いリフィル規格なんです。

そして今回の主役「Lamy2000」のリフィルも、この4C規格に対応したもの。つまり、「JetStream Prime」のリフィルは、そのまま「Lamy2000」に使用できるということです。

実際に「Lamy2000」に入れてみましたが、全く問題ありません。今まで通り、普通に差し込めば、そのまま使うことができます。

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■4C規格対応ならOK

さて、4C規格に対応している多色ボールペンは、Lamy2000以外にもいろいろあります。その中でも私が愛用しているのが「rotring 4in1」。

これも4C規格対応のリフィルが使える多色ボールペンなので、「JetStream Prime」のリフィルを入れて使うことができますよ。

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■ネックは価格

「JetStream Prime」のリフィルを使うにあたって、1つだけ注意。それは、リフィルの価格です。

今までのプラスチック軸のリフィルは100円以下で買えていたのですが、今回の金属軸は値段が飛び上がり200円となっています。

ただでさえ減りの早いJetStreamで、そのリフィルの値段が高くなってしまうのは正直つらい。ランニングコストが今までの倍以上になってしまうので、その点だけはお気をつけを。

……とは言いながらも、JetStream & Lamy2000 の相性が最高なので、少し我慢して使い続けてしまうのですけれどね。

■あとがき

JetStream Prime も高級志向ラインナップということですが、正直私は使う気になれない。見たことある人はわかると思うのですが、クリップ部分についてるプラスチックが非常に安っぽいんですよね。

マットな質感だったり、回転させる軸だったりと、非常に興味をそそるんですが、それだけのために5000円は払えない。それだったら、同じ価格で買える Lamy2000 を購入して、それに JetStream を入れた方がよっぽどオススメです。

是非一度試してみてください!それでは、今日はこのあたりで。


from your @bamka_t


国産リフィルに多数対応!安くてカッコいいOHTOのボールペンが超オススメ

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ずっと探していたんです。フリクションとかSARASAとかジェットストリームとか、自分のお気に入りのリフィルを使えて、かつカッコいいボールペンを。そして、ようやく見つけました!

スーツに挿しても決して恥ずかしくないフォルム。それでいて適度な重厚感があって書きやすく、日本製のリフィルが数多く使える。しかもそれが1,000円で手に入る。

こんな素晴らしいボールペンがあるなんて知りませんでした。私のように、プラスチック感がひと目で分かるボールペンが嫌いな人には、とてもオススメできる一品です。

それが、OHTO社の「リバティ」という水性ボールペン。

今日はこのOHTOの「リバティ」の魅力について、余すこと無くご紹介しましょう。

OHTOボールペン リバティ

■外観が素晴らしい

まず目を引かれるのは、その外観です。黒光りする中に金色の装飾が施されていて、決して安っぽさを感じさせません。

OHTOボールペン リバティ 1

また、結構な重厚感があります。持った時にずっしりと重く感じられ、その分ペン先の安定感を出してくれます。加えてペンの持ち手の部分はラバーになっているので、手に馴染む感じなのです。

OHTOボールペン リバティ 2

キャップをペンの後ろに付けると、重心が後ろに移動し、更なる安定感を産んでくれます。こういうのは、なんだか万年筆チックで私はとても気に入りました。

■国産リフィル対応なので自分のお気に入りを使える

このボールペンの最大の魅力とも言えるのが、使えるリフィルの種類です。

「リバティ」で使われるリフィルは「300系」と呼ばれる規格のものらしく、これは他のメーカーで使われているリフィルとも合致するということです。

私は試しに、三菱鉛筆のゲルインク「signo」のブルーブラックを入れてみたのですが、全く問題なく使えました。他にも「フリクション」や「SARASA」も使えるようです。

残念ながら私の買った「リバティ」では「JetStream」は使えないのですが、OHTO社が出している他のボールペンの中には、対応しているものもあります。詳しい互換性は、以下の記事が非常に参考になります。


JIS規格「ゲル J/K/L互換リフィル」で、大人のボールペンを作る | noguchan’s blog – Photo’s LIFE

■価格が安すぎて信じられない

良いこと尽くしのOHTO社のボールペンですが、その値段にも驚きです。私が今回購入した「リバティ」を含め、そのラインナップのほとんどが1,000円で買えてしまうんです。

これなら、他社のちょっと高めのボールペンを買うよりも、こっちの方が断然オススメできます。色や種類も豊富ですから、一度OHTO社のラインナップを見てみることをオススメしますよ。


ガチャック・ニードルポイントのOHTO

■あとがき

最初は「フリクションとか国産のゲルインクが使える、いい感じにカッコいいボールペンないかなぁ」なんて、何気なくネットサーフィンしていたんです。そうしたら、こんな素晴らしい文房具に出会ってしまった。いや、本当に感動してるんです。

良い筆記具とは、持った時に書きたくなる気持ちにさせてくれるものです。これが刺激されないなら、どんなに高級な筆記具でも “良い筆記具” とは言えないと思っています。

そういう意味でも、このOHTO社の「リバティ」は、紛れも無く “良い筆記具” ですよ!

それでは、今日はこのあたりで。


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万年筆のインクのカラーコードを無料で取得してデジタルに活かす方法

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iPad Airを手に入れてからというもの、手書きアプリの楽しさ・魅力に虜な私です。

これをもっともっと楽しく遊ぶために、最近はペンの色に工夫をしたくなってきました。具体的には、万年筆のインクの色を使いたいと思ったんです。

ITガジェットが大好きな私ですが、それと同じぐらいアナログの文房具も大好きなんです。特に万年筆のインクの色味は、普通のボールペンには無い暖かみを感じます。

その色合いをデジタルの方にも取り入れたく、何か方法はないかと探した結果をご報告します。これさえあれば、あなたも、自分のお気に入りのインクの色をデジタルで表現できますよ!

万年筆のインクのカラーコードをデジタルに活かす方法

■「趣味の文具箱」で色彩一覧を無料で手に入れる

私が探していたのは、要は、万年筆のインクの色コードなんです。例えば「ペリカンのブルーブラックは#00122b」みたいな一覧が欲しかった。

でも、ネット上をいくら探しても、万年筆のインクを色コードに変換した情報ってないんですよね。

そんな旨をツイートしたら、心優しいフォロワーさんがこんな情報を教えて下さいました。


早速探してみたら、電子書籍での取り扱いがありました。「これは良い!」と思って、早速買おうと思ったんですが……。実は、1,200円もするんです。結構高い。。

趣味の文具箱 vol.25 – 雑誌 – 電子書籍のGALAPAGOS STORE

どうしようかなぁと少し迷いつつ「とりあえず試し読みでもしてみよう」と、上記のサイトからサンプルをダウンロード。――そうしたら、なんと、色コードのページが丸っと付いてきたんです。

丸っとブログに掲載してしまうのは、あまりよろしくないと思われるので、ちょっとボカして掲載しておきます。上記のサイトから「試し読み」を選択すれば、誰でも無料で手に入りますよ。

万年筆インクの色コード

■L*a*bをカラーコードに変換する

さて、上記のページで手に入れた色一覧は、Lab色空間と呼ばれる表現方法で、このままではデジタルでの活用には不便です。そこで、LabからRGBに変換してあげる必要があります。

そこで役立つのが、以下のサイト。ここのサイトでは、入力したLab値に対応するRGBを調べることができます。



Lab値をRGB値に変換する方法

■RGB:10進数を16進数に

最後に、RGBのままではHTMLやCSSで使うことができないので、10進数を16進数に変換してあげます。そこで便利なのが、以下のサイト。RGBの値を入力すると、それに対応した16進数(#111111など)に変換してくれます。


RGB変換 (16進数→10進数) (16進数→10進数)

■できあがったものの一部を紹介

結構面倒なんですが、その価値はあったと個人的には思っています。特に「各社のブルーブラック比較」ができあがった時はニヤニヤしてしまいました。

▼こちらが、各社ブルーブラックの色比較。微妙ですが、やっぱり違います。
ブルーブラック各社比較

RGBさえ手に入ってしまえば、iPadだけでなく、ブログなどの表現方法として活用しても面白いかもしれません。

と、思い立って、当ブログのメインテキストカラーをペリカンのブルーブラックに変更してみました。微妙すぎてきっと気づかれないですね。

■あとがき

万年筆で書いたあの暖かさを、ウェブ上で完璧に表現することは難しいと思います。ですが、ただ真っ黒なテキストを使うよりも、こうした色合いを取り入れた方が、雰囲気が盛り上がりますね。

ちょっとした気分転換に、ぜひやってみてください。結構楽しいですよ。

それでは、今日はこのあたりで。


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【2013年 文房具×Best5】ヘビーユーズだった厳選アイテムはコレ!

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IT系のガジェットをこよなく愛している私ですが、アナログの文房具も好きで好きで仕方ありません。実は当ブログでも、人気記事を陰ながら支えているのは、そうした文房具系の記事だったりします。

さてさて。今年も色んな文房具が私の手元に増えました。その中には残念ながら “愛用品” にならなかった物も数多くあります。

そこで今回は、そんな取捨選択を経た今のまとめとして、私が「今年買ってよかった」と思えた文房具を5つご紹介します!

2013年 文房具×Best5 ヘビーユーズだった厳選アイテムはコレ

■オート社製 水性ボールペン「リバティ」

今年一番の買い物はボールペンでしたね―。オート社の水性ボールペン「リバティ」が素晴らしかったです。

非常に安価なのに、見た目からはそれが分からない。金色のあしらいなんかもしてあって、パッと見ではちょっと高級っぽいのが特徴です。

しかも、国内メーカーのリフィルが使えるのも嬉しい。私は三菱鉛筆のゲルインク「signo」のブルーブラックを入れて使っています。

■Evernote×ポストイット

Evernoteが3M社の付箋紙とタッグを組んだことで、デジタルとアナログの強い結びつきが生まれました。

Evernoteアプリで写真をパシャリと撮れば、付箋紙の部分だけを抜き出して保存できるようになりました。しかも、付箋紙の色に合わせて、Evernoteへの保存アクションを付けられるのも嬉しい所です。

例えば「赤の付箋紙は、NextActionというノートブックに入れて、リマインダーを付けておく」「緑の付箋紙は、Ideaというノートブックに保存」などの、自動振り分けが可能です。

アナログとデジタルの融合は、2014年でも注目が集まりそうです。

■RHODIAのノート

長い間モレスキンを愛用していましたが、今年の中盤からRHODIAのノートを使うようになりました。

大きさがちょうど良いんです。ちょうど、広げた手の平にギリギリ収まるぐらいのミドルサイズで、小さ過ぎず大き過ぎず。持ち運ぶのに手頃なギリギリのサイズ感なんです。

ポケットサイズのノートだと広々使えませんが、このノートだとアイデアラッシュにも議事録にも使える、非常に万能的なサイズ。

あと、モレスキンとは違って、こっちのノートは表紙がふかっと柔らかいんです。それがちょっと気持ちいい。なんだか触っていたくなるノートブックです。

■日付スタンプ

ノートや手帳に日付を記入する機会が多いのですが、手書きだとちょっと味気ない。そこで今年大活躍したのが、この日付スタンプ。

日付を合わせてポンッと日付をスタンプできます。手書きよりも味があって私は好きですね。

ただ、やっぱり手書きよりは手間がかかる場合も多いので、面倒だと感じる人も多いかもしれません。

■ラミーの安価万年筆

高級万年筆嗜好だった私が、今年はラミー社の安価な万年筆「アルスター/サファリ」に魅了された一年でした。

安価だからこそゴリゴリ書ける。これが一番良かった点です。なんだか高級万年筆だと気負いしてしまって、ラフに使いづらいんですよね。

この万年筆を手に入れたことによって、”万年筆を使う” って事に対して非常にフラットな気持ちになれました。

■あとがき

上記の中で一番を挙げるとしたら、OHTO社のボールペンですかねー。「国内産のリフィルを使えるちょっと良い感じのボールペン」って位置づけは、私にとって長年待ち望んでいたアイテムでしたので。

さて、今年は他のジャンルでもベスト5を紹介しています。以下のリンクから閲覧できますので、ぜひご一緒にご一読ください!

それでは、今日はこのあたりで。


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「Evernorte×ポストイットは専用品じゃなきゃダメ」というのは誤解

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Evernoteで、3M社のポストイットを取り込めるようになったというニュースは記憶に新しいですね。私も積極的に利用するようにしています。

付箋紙の色によって、保存先を変えられたり、リマインダーを付けたりできるのは良いですよね。「緑はアイデアノートへ」「赤はNextActionノートに入れてリマインダーを付ける」と言った具合です。

さて、私も当初勘違いしていたのですが、きっと他の多くの方も誤解しているであろう事実があります。

それは「Evernoteに取り込むのは専用品じゃないと使えない」という誤解です。

Evernorte×ポストイットは専用品じゃなきゃダメ というのは誤解

■Evernoteとのコラボ商品に限定されない

確かに、Evernoteとポストイットがコラボしたパッケージの商品はあります。

ですが、これじゃないと使えないって事はありません。

Evernoteのポストイット読み込み機能は、3M社が以前から発売していた「強粘着」と呼ばれるタイプの商品であれば、利用することができるんです。ちなみに形は正方形(75mm×75mm)のタイプです。

使用できる色は、以下の4色。

・ウルトライエロー
・ローズ
・エレクトリックブルー
・ライム

なので、どれか1色、単品での購入でも活用できます。4色あっても使い切れそうにない方は、どれか1色2色選んで購入するのも悪くないと思います。

その他の類似した商品、ないし類似した色のポストイットも、使用できないことはないそうです。しかし誤認識する可能性が高いので、やはり「強粘着タイプ」のポストイットを使用することが推奨されます。

何にせよ、「Evernote×ポストイットというコラボ商品じゃなくては使えない」ということはありませんので、文房具屋に駆け込めば今日から使うことができますよ。

■あとがき

先日「2013年に活躍した文房具まとめ」という記事を書いた際、「早く欲しいなぁ」とか「どこで手に入るかなぁ」と言ったコメントがありましたので、「あれ?誤解してる?」と思い、急遽記事書きました。

結論から言うと、文房具屋で買えますので、ぜひ伊東屋やLOFTに駆け込んでください!

Evernoteのポストイット連携は、私も今年活用してきた機能です。活用方法については、また別途記事を書こうかなぁとは思っていますよ。

それでは、今日はこのあたりで。


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Evernote×ポストイットの連携術!保存アクションを設定して取り込む方法

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Evernoteと3M社のポストイットとの連携は非常に強力です。ぜひ活用しましょう!

ポストイットの色に合わせた保存アクションを設定できる上、ポストイットの形に合わせて自動的にトリミングしてくれます。

アナログとデジタルの融合がカンタンに出来てしまう、非常に有効なツール。是非やり方を覚えておきましょう。

Evernote×ポストイットの連携術 保存アクションを設定して取り込む方法

■Evenroteで使えるポストイットを知っておこう

Evernoteで取り込めるポストイットは、3M社が発売している「強粘着」と呼ばれるタイプのポストイットです。

その他のポストイットを取り込むこともできますが、誤認識が発生する可能性があるので注意が必要です。

対応しているポストイットについては以下の記事に詳細を記載しましたので、参考にしてください。

■色に合わせたアクションを設定しよう

ポストイットを取り込むとき、色に合わせた保存アクションを設定できます。

保存アクションは3つ。「保存先のノートブック」「タグ付け」「リマインダーの設定」が可能です。

スマホ版のEvernoteを開き、設定画面を開きます。そして、「ポスト・イット ノート」という項目を選択します。
Evernote×ポストイットの連携術 保存アクションを設定して取り込む方法 1

設定したいポストイット色を選択し、保存アクションを設定します。
Evernote×ポストイットの連携術 保存アクションを設定して取り込む方法 2Evernote×ポストイットの連携術 保存アクションを設定して取り込む方法 3

それでは次に、実際にポストイットを取り込んでみましょう。

■カメラを起動してポストイットを取り込もう

Evernoteの一番下には、新規ノートを作成するツールが並んでいます。その中で、カメラのアイコンを選択します。
Evernote×ポストイットの連携術 保存アクションを設定して取り込む方法 4

撮影画面をスワイプして、「ポスト・イット ノート」という項目にします。正方形の撮影エリアが出ますので、ポストイットがその中に収まるように撮影します。
Evernote×ポストイットの連携術 保存アクションを設定して取り込む方法 5

同じノート内に複数のポストイットを取り込みたい時は、連続して撮影します。もし一枚でOKであれば、右下のチェックマークを選択します。
Evernote×ポストイットの連携術 保存アクションを設定して取り込む方法 6

撮影したポストイットは、自動的に認識され、ポストイット部分だけがトリミングされて保存されます。
Evernote×ポストイットの連携術 保存アクションを設定して取り込む方法 7

■あとがき

Evernoteはデジタルツールとして便利ですが、素早さだけに焦点を当てれば手書きのメモには敵いません。

なので、こうしたアナログとデジタルの融合活用術が大切になってくるんです。ライフスタイルの中へ積極的に取り入れていきましょう。

それでは、今日はこのあたりで。


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今年は買わないと思っていた「ほぼ日手帳カズン」をやっぱり買ってしまったその魅力とは

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昨年は「ほぼ日手帳カズン」母艦手帳として、日々の記録を取っていました。

しかし、年の終わりが近づくにつれて書き込む機会がなくなっていき、最後の三ヶ月ぐらいは白紙のページが続いてしまいました。

理由はいくつかあります。

そして、今年もまた懲りずに一年分を買ってしまった事にもまた、理由があるんです。

今年は買わないと思っていたほぼ日手帳カズンをやっぱり買ってしまった理由

「ほぼ日手帳カズン」が続かなくなった理由

書くことがなくなった。これが一番の理由ですね。

そもそも、スケジュール管理はGoogleカレンダーを愛用しているため、手帳にスケジュールは記入していませんでした。

じゃあ「ほぼ日手帳カズン」の位置づけは?と言うと、週の目標管理や日々の記録を取るために使っていたんです。

でも、夏の日差しが和らいで来た頃、日々の記録をEvernoteで一元管理したくなったため、とうとう御役御免となってしまったのです。

「過去の記録がEvernoteと手帳の2つに分かれるのは、気分的に気持ち悪い」「手帳ってすぐに取り出せないから、思いつきを記録できない」「というか純粋に書くのが面倒臭くなった」

私の頭に渦巻いていた感情はこんな所で、手帳との日々はどんどん疎遠になっていってしまいました。

「もう当分は手帳の世話になることもないかな」なんて思っていたのですが。……思っていたのですが。

つい先日、2014年版の「ほぼ日手帳カズン」を手にしている私が、渋谷のロフトにいました。「何やってんだろうなぁ」と半ば呆れながら、もう半分は「今年こそ」と意を決してレジに向かったのです。

手帳を買いたくなった理由

端的に言うならば、「手で物を書く機会を増やしたかった」という一言に尽きます。

1. 字が上手くなりたかった

まず最初に、私の今年の目標のひとつに「字を綺麗に書けるようになる!」というものがありました。そこに理由が必要なら、「字が綺麗な男性ってカッコいい!」というのがそもそもの始まり。

結婚してからというもの、人に手紙を書く機会が多くなりました。でも、私は自分の字が好きではないのです。

下手というレベルではないにしても、私は自分の字が綺麗だと思ったことが一度たりともないのです。

「人に見せても恥ずかしくないレベル」では意味がない。「ばんかさんって、意外と綺麗な字を書くんですね」って言われるレベルになりたい。見栄を張りたい。

そんな思いが、まず私の中にありました。

2. 手を動かさなくちゃいけないという危機感

昨日と同じ日を過ごしていたら、明日の自分に変化はない。字を綺麗にしたいなら、自分の生活に何か変化をさせなければなりませんでした。

そこで必要なのは、言うまでもなく練習。つまり、書く機会を増やすことでした。

でも、白紙のノートを渡されて「さぁ、何を書いてもいいのよ」と言われても実は何も書けないのというのが、小学校で学んだ教訓でした。

モノを書くには理由がいる。そこで、昨年挫折してしまった「日々の記録を手で書く」という習慣を、改めて身につけようと考えたのです。

3. ITサービスとの住み分けがシッカリできると感じた

手帳としての役割をシッカリと全うできると確信があったのも、ノートではなく手帳を買った理由でした。

手帳で管理するのは、スケジュールではありません。決められた日時に決められた行動が必要なことは、私が得意としているiPhoneやMacとの連携で充分達成できています。

そこで管理できていないのが2つ。1つが「自分の頭の中にだけある『こうしたい』という気持ち・目標」で、もう1つが「過去の出来事の記録」です。

詳細については以下の記事などが参考になりますが、いずれにしても「デジタルとアナログの融合」は思っている以上に簡単にできると私は感じています。

「ほぼ日手帳カズン」を選んだ理由

じゃあ、数ある手帳の中でも、何故「ほぼ日手帳カズン」を選んだのか。

一言で表すなら「全部入りの手帳だから」です。隙も無ければ欠点もない。それが「ほぼ日手帳カズン」の強みです。

管理ツールとして優れている

まず、管理ツールとして非常に優れたツールなのです。

「マンスリー」「ウィークリー(しかもバーディカル)」「デイリー」がすべて含まれた手帳は、そうそうありません。

これのおかげで「月の目標 > 週の目標 > 日々の記録」という綺麗な流れが一冊で完結できてしまいます。

たっぷり書ける。足りなければ増やせる。

2つ目に、いっぱい書けるのが良い所。

デイリーの記入欄はたっぷり1ページ分を割り当てられていて、日々の記録やどうしようもない雑感などをぐだぐだ書いていられるスペースがあります。

また、足りなくなったら足せばいいんです。ロディアにでも走り書いたメモをペタッと貼ってしまえば、それだけでページ数は無限に広がります。

何を書いてもいいって気がするハードルの低さ

そういう「手帳としてちょっとハミ出した使い方」ができるのも、「ほぼ日手帳カズン」の良い所。

「こうするべき!こうあるべき!」という堅苦しさがなく、非常にゆる〜く使っていられるんです。この辺りは、流石は糸井さんですよ。

切って貼ってはお手の物。純粋に「楽しんで書ける」手帳を探すなら、私の選択肢はコレしかありませんでした。

唯一無二の欠点は、重くてデカい

非の打ち所がなさそうな「ほぼ日手帳カズン」ですが、明確で見逃せない大きな欠点があります。

重い。デカい。

こればかりは避けようがありません。365日分の用紙が束ねられていて、システム手帳のように取捨選択ができません。例え半年後のページであっても、一緒に持ち歩かなくてはならないんです。

でも、これは我慢できるかどうかの話。私はできると思いましたし、これを重いと感じるなら筋肉つけやがれと自分に言い聞かせました。

そういう意味では「筋トレ習慣を喚起させてくれる手帳」という点で、欠点ではなく利点になるかもしれません。

あとがき

「ほぼ日手帳カズン」は非常によくできたプロダクトだと私は感じています。「楽しんで手帳習慣を身につけたい」と思っている方にとっては、最高の相棒になるでしょうね。

使って楽しいステーショナリーって難しいですしね。それが手帳というカテゴリーになると、尚更ハードルが上がってくるんです。

かる〜く、ゆる〜く使える手帳、ここにあります!


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▼私の愛用ペン▼

フリクションボールが大好きだけど愛用できないのは記録ツールとして適さないから

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フリクションボールペン、大好きです。好きな理由はきっと人とは違うけど。

でも、愛用はしてないんです。

みんなは「消せるのが魅力的だ!」って言うかもしれないけど、裏を返せば「消える」わけです。

これって、記録を残すアイテムとしては非常に怖いこと。

フリクションボールが大好きだけど愛用できないのは記録ツールとして適さないから

フリクション、大好きです

フリクションボールペン自体は大好きです。

書き味が非常に滑らかだし、何より黒色の発色が好き。漆黒ってほど真っ黒じゃなくて、どっちかっていうとちょっと水性っぽい薄さがある。

あの独特な黒色が好きだから、私も一時期愛用していました。

でも、今じゃ使っていません。それは、記録を残すツールとしては適していないから。

「消せる」=「消える」

フリクションボールペンの一番の特徴は、熱による無色透明化です。温度として、だいたい60度〜65度くらいで消えるそうですね。

後ろのゴムっぽいところでこすってあげれば、接点に熱が加わり、インクが無色透明に変化する。

これを「消せる」と表現して、今や大人気の文房具となりました。

使い方によっては非常に便利ですよね。スケジュール帳に書いた予定も、簡単に変更できる。普通のボールペンでは実現できない利点です。

でも、熱が加わるタイミングは、なにもこすった時だけではありません。

不慮の事故があり得る

例えば、車のダッシュボード。特に夏場は結構な温度まで上昇します。営業の資料をダッシュボードに入れてお客さんの所に行き、いざ資料を出してみたら白紙になってた。なんて事故もあり得ます。怖すぎる。

他にも、ドライヤー・暖房機器・温めたお弁当などなど、生活の中で高温になってしまう場所は意外と多いもの。

そんな物の傍に誤って置いてしまったら、大事な予定も重要なメモも消えてしまう可能性があるわけです。これって、結構怖い。

復活させる方法はある

しかし、消えてしまった文字を復活させる方法はあります。

実は、マイナス10度に冷やしてやると、インクが再び発色するそうです。冷凍庫なんかに入れておけばOKですね。

不慮の事故が起こっても、焦らずに対処すれば元通りにすることができなくはありません。

じゃあ経年劣化は?

インクが無色になったり、再び発色したり。この不思議な現象はすべて、特殊なインクを使用している事に理由があります。

そこで私は疑問なのです。「このインクって、熱だけが要因なの?時間が経ったら消えちゃうんじゃ……。復活させられなくなるんじゃ……。」

この恐怖があるので、日記や手帳、ノートに使うことができないんです。

実際、耐光性は弱いみたい。長期間太陽光に当てていた人は、遂にインクの発色を復活させることができなくなってしまったそうです。

そういう意味で、フリクションボールペンは、記録ツールとして非常に怖い側面を持っています。なので、安心して使い続けられないんですよ。

まぁそれを言い始めたら、万年筆で使ってる水性インクも危ないんですけどね。でもこれは水に弱いだけであって、紙が水に濡れるケースは熱が加わるケースよりも圧倒的にレアですから。

あとがき

消えないフリクションが発売されたら私は即愛用すると思います。でもそんな商品って売れないんでしょうね。一番の特徴が「消せる」なわけですし。

使いたいのに使えない。なかなかモヤモヤとした気持ちを抱え続けている今日この頃です。

それでは、今日はこの辺りで。


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▼私の最近のオススメペンはこちら▼


キャップレス!万年筆はノック式になるだけで最高に手軽で使いやすい

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キャップレス!万年筆はノック式になるだけで最高に手軽で使いやすい

キャップレス万年筆。つまり、キャップがないんです。ボールペンのようなノック式なんです。

これは非常に素晴らしいことで、万年筆では珍しいこと。――と言うのも、万年筆は普通、インクが乾かないようにするため回転式のキャップを使うからです。

これが意外と面倒なんですよね。いちいちキャップを回して外さなくちゃいけないし、そのキャップはペンのお尻に挿しておかないと無くしてしまう。

その点ノック式万年筆「デシモ」は非常に取り回しが良い。日常的に使うには、これしかないってほど手軽で身近に感じられるペンです。

今日はそんな、最近の私のお気に入り万年筆「デシモ」をご紹介しましょう。

キャップレス!万年筆はノック式になるだけで最高に手軽で使いやすい

パイロットのキャップレス万年筆「デシモ」

今回の話の主人公であるのは、パイロットのキャップレスというシリーズの「デシモ」という万年筆です。

キャップレス。つまりキャップがなく、ボールペンのようなノック式の万年筆なんです。これはパイロット社が開発・製品化した世界初のノック式万年筆だそう。

普段はこんな感じで、万年筆のペン先は隠れています。
キャップレス 万年筆はノック式になるだけで最高に手軽で使いやすい 1

万年筆のおしり部分には、ボールペンのようなノックが。
キャップレス 万年筆はノック式になるだけで最高に手軽で使いやすい 2

これを押せば、ニョキッとペン先が出てきます。
キャップレス 万年筆はノック式になるだけで最高に手軽で使いやすい 3

写真を見て気づかれたかと思いますが、普通のボールペン等と比べると、ペン先とノックの位置が逆。つまり、クリップ部分の方がペン先になるんです。
キャップレス 万年筆はノック式になるだけで最高に手軽で使いやすい 4

「クリップ部分が邪魔」というレビューも見ましたが、実際使ってみるとあまり気になりません。私はむしろ持ちやすいかな。

クリップ部分に人差し指を引っ掛ければ安定するし、なによりいつも同じ持ち方で書けるのは非常にありがたいのです。

バリエーションも豊富

「デシモ」は、キャップレスシリーズの中でも最新モデル。

元々「キャップレス」というシリーズが販売されていて、「デシモ」はそれの後継機。少しペン軸が細くスリムになり、重量も軽くなったモデルなんです。

ペン先の太さも豊富。私は今回一番細い極細(EF)タイプを購入しましたが、他にもF・M・Bがあります。※ただし、カラーによってペン先の太さの種類が限定されますのでご注意を。

色合いは全体的に女性っぽい柔らかいカラーが多い気がします。でも、例えばキャップレスの「マットブラック」なんかは非常に無骨な感じでカッコいい。

コンバーターも使える!

インクはもちろん、コンバーター(吸引式)を使えます。

私は使い切りのボトルタイプより、吸引式を断然オススメします。理由は一つで、自分の好きなインクが使えるから。

インクは、万年筆のひとつの楽しみですからね。自分のお気に入りの色を使い続けたり、はたまた気分によって変えてみたりできるのは、やっぱり万年筆ならではです。

ちなみに私のお気に入りはペリカンのブルーブラック。昔からずっとこれを使い続けています。

手軽!だから使い続けられる

冒頭お話しした通り、万年筆は回転式のキャップが付けられていることが普通です。いちいちクルクルとキャップを回さない限り、ペン先を拝むことはできません。

ただ、使い続けているとこれが意外と手間。いや、この一手間が「さぁ書くぞ!」という気持ちを高めてくれるとも言えるのですが、そんな場面ばかりではありません。

サッと取り出してパパっと書きたい時だってあるんです。ちょっとしたメモ、ノートへの走り書き、仕事仲間への言伝……。

「デシモ」はそういう意味で、非常に手軽なんです。

書きたいその瞬間に書き始める。そのスタートの速さは、他の万年筆では味わえない快適さです。

手軽だから、日常的に使いやすい。生活に馴染みやすい。片意地を張らず、手帳にスッと挿して使っていられるんです。

インクは乾かないの?→大丈夫!

「デシモ」を買うにあたって一番心配したのは、インクの乾きやすさでした。

キャップレスが非常に使いやすいのは分かる。けれど、2・3日したらインクが乾くようじゃあ使い物になりません。なら、普通にキャップがある方がいい。

……けれど、これは無用な心配でした。

例えば、土日の二日間を使わずに過ごした次の月曜日の最初の書き始めも、非常に滑らかに書き始められます。

また、私は万年筆の中で最も細いペン先「極細(EF)」を使っていますが、インクのフローが悪いと感じた瞬間はありません。それぐらい、万年筆としてシッカリしています。


使い始めて1ヶ月ぐらい経ちますが、なかなか欠点らしい欠点を見つけられずにいます。それぐらい自分のニーズとライフスタイルにフィットした、良い万年筆です。

あとがき

今はこれを「ほぼ日手帳カズン」に挿して、肌身離さずいつも持ち歩いています。

手帳に挟んで、書きたい時に書きたい事をお気に入りの文房具で書く。これが至福のひと時と言っても、まぁ言い過ぎではないでしょう♪

ちょっとでも気になった人は、さぁLOFTやハンズで試し書きだっ!(私は試し書きもせずに、えいやぁで買いましたがw)

それでは、今日はこのあたりで。


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ほぼ日手帳に忍ばせてる7つ道具。手帳を便利に楽しく演出するために

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私は、スケジュールやタスクはデジタルの環境で統一しています。しかし、それでも手放せないのが手帳。

中でも私にとって「ほぼ日手帳カズン」は、日々の記録を残すための大切なアイテムです。

でも、普通に手帳を使っていたのでは楽しくない。そして、楽しくないとすぐ飽きる。続かない。空白の日が増えると、これまたテンションが下がって書かない。

手帳と長く付き合うには、楽しくなくちゃ。

そこで今回は、私がほぼ日手帳を使う上で欠かせないアイテムを7つご紹介。

どれも「ほぼ日手帳のカバーに忍ばせられるアイテム」なので、ちょっとした小道具として参考にしてみてください。それでは参りましょう。

ほぼ日手帳に忍ばせてる7つ道具 手帳を便利に楽しく演出するために

ノック式万年筆「デシモ」

ほぼ日手帳に忍ばせてる7つ道具 手帳を便利に楽しく演出するために 1

メインの筆記用具として使っているのは、キャップレスでノック式の万年筆「デシモ」です。

万年筆というのは普通、即記には向いていません。というのも、キャップをくるくると回さなければ書き始めることができないからです。

その点このデシモは素晴らしい。

ボールペンのように、ペンのお尻をノックするだけOK。思い立ったらすぐに書き始められるんです。

ノック式と言ってもインクが乾くこともなく、書き味は至って快適。手帳用ということもあり、ペン先は極細(EF)を愛用していますが、引っかかって書きづらいなんて感じたこともありません。

カラーも豊富で選ぶのも楽しい。特にキャップレスシリーズのマットブラックは男性向きの無骨な色合いで珍しい。

もしこの万年筆を使うのなら、自分のお好きのインクを使うためにも、コンバーターの使用をオススメします。

縦長ノート「Ca.Crea」

ほぼ日手帳に忍ばせてる7つ道具 手帳を便利に楽しく演出するために 2

ほぼ日手帳の中だけでは書ききれない場合もあります。かと言って、書くことを諦めてしまっては、思いついたそのアイデアが無駄になってしまいます。

私は、ほぼ日手帳の拡張紙的な役割として、縦長のノート「Ca.Crea」をほぼ日手帳に挟んでいます。

薄型で縦長。大き過ぎず、かさ張らず。それでいて、書ける範囲が広く取れるノートとして、非常に丁度いいサイズ感なのですよ。

「Ca.Crea」に書いたことは、書きっぱなしにはしません。では、どうするか。

それはこの後ご紹介するアイテムに絡めてご説明します。

薄型一枚切りカッター

ほぼ日手帳に忍ばせてる7つ道具 手帳を便利に楽しく演出するために 3

ほぼ日手帳の楽しさは、その自由さです。デイリーのページに切って貼ってを繰り返すことで、自分色に染まっていく手帳。それがほぼ日手帳。

さて、「Ca.Crea」に書いた内容は、そのままにしません。書いたページを切り取って、それをデイリーページに貼り付けています。

その時に役立つのが、この一枚切りカッター。

このカッター、薄いんです。非常に薄いので、ほぼ日手帳の名刺入れ部分にスルッと入れておけるんですよ。

しかも、刃の長さを3段階に調整可能。紙の厚みに合わせられるので、大概の紙に対して「一枚切り」ができます。

半透明マスキングテープ

切り取った1ページは、ほぼ日手帳のデイリー欄に貼り付けます。その時に役立つのが「マスキングテープ」。

手で切れることが重要なので、普通のセロハンテープではダメなんです。彩りを考慮しても、ほぼ日手帳にはマスキングテープが似合う。そう思っています。

ただ、普通のマスキングテープだと、貼り付けた部分が隠れてしまう。なので私は、極力透明感があるマスキングテープを使用するようにしています。

さて問題は、このマスキングテープをどうやってほぼ日手帳に忍ばせるか。ロールのままでは厚みがありすぎて、とてもじゃないけれど入れておけない。

そこで、こんなテクニックを使います。

クリップ型定規

ほぼ日手帳に忍ばせてる7つ道具 手帳を便利に楽しく演出するために 4

クリップ型の定規。これが非常に便利なのです。

もちろん定規として使うこともあります。ですが私が本来の目的としているのは、マスキングテープの携帯です。

マスキングテープを、この定規にぐるぐると巻きつけます。そしてこれを、ほぼ日手帳の最後のページに挟んでおくんです。

こうすると、マスキングテープをほぼ日手帳に忍ばせることができるんです。しかも薄型の定規なので、ほぼ日手帳に厚みが出ることもなく、筆記への影響もありません。

なので私は2タイプ携帯中。定規としての長いタイプと、マスキングテープを巻きつける用の短いタイプの2つを常備しています。

超薄型のハサミ

ほぼ日手帳に忍ばせてる7つ道具 手帳を便利に楽しく演出するために 5

紙を切るなら、上述した一枚切りカッターが非常に便利なのですが、ハサミが必要なケースも少なくありません。

そんな時のために、こんな超薄型のハサミも携帯するようにしています。

これが本当に薄い。カードケースの部分にスッと入れられて、厚みも出ない。入れているのを忘れるぐらい薄いのです。

あると安心していられるので、使用頻度が高いアイテムではありませんが、常備するようにしています。

小さくて薄い付箋紙

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付箋紙は、ひとつ持っておくと何かと便利なので常備しています。

ただ、あまり大きいサイズの物だと厚みが出てしまうので、なるべく薄く、小さいものをチョイス。

これをカード入れの場所にサクッと挿しています。これならすぐに使えますからね♪

プラスチック製の付箋の方がデザイン的に好みのアイテムが多いので好きなのですが、いかんせん万年筆を使っているので、あえなく紙製のものを使っています。

あとがき

手帳を長く使えるかどうかは、手帳を楽しく使えるかどうかだと思っています。そして、手帳を楽しくするためにも、こうした小道具は私にとって必須です。

さてさて。今回ペンはデシモのみを紹介しましたが、実はフリクションボールの3色タイプも使用しています。ただ、これはあまり思い入れもないものなので、今回は外しました。

というか、何か良い多色ペンはないかなぁと模索中です。やはりLamy2000にJetStreamのリフィルを入れるのがベストなのだろうか……。

現在進行形で悩み中です。また何か進展があったらご報告しようかな。

それでは、今日はこのあたりで。


from your @bamka_t

完璧な美しさとフォルムを誇る鉛筆「パーフェクトペンシル」に惚れた

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ファーバーカステル社の「パーフェクトペンシルUFO」をご存知でしょうか。

鉛筆に取り付けるタイプのペンシルホルダーで、これ1本で「書く」「消す」「削る」の3役をこなしてくれる。その名の通り「完璧」な「鉛筆」なのです。

鉛筆独特の香りも漂い、嗅覚でも楽しめる。紙の上でカリカリと鳴るステップは、聴覚さえも楽しませてくれる。木で作られた暖かいペン軸は、触って楽しい。

ふと自分の手が持つ鉛筆を見てみると、控えめに鈍く光るアルミ質のエクステンダー。目で見て、楽しむ。

五感で楽しい筆記用具。それが、ファーバーカステル社の「パーフェクトペンシル」なのです。……ちょっと言い過ぎたかな?w

でも、それぐらいお気に入りの文房具なので、ぜひご紹介させてください♪

書く 消す 削るの3役を完璧にこなす鉛筆 パーフェクトペンシル

パーフェクトペンシルとは

パーフェクトペンシルUFOは、ファーバーカステル社が出している文房具。その名の通り、これ一本で鉛筆の魅力すべてを引き出すために作られました。

ちなみに、ファーバーカステル社は鉛筆の元祖とも言える会社。創業240年を越えるドイツの筆記具&画材メーカーで、鉛筆の芯の硬度の基準を作ったり、六角形の鉛筆を開発したのもファーバーカステル社なのです。すごいよね。

さて、パーフェクトペンシルの話でした。この製品は元々、「伯爵コレクション」というシリーズの中の一つでした。

ただ、リンク先を見て頂ければわかる通り、この伯爵コレクションのパーフェクトペンシルは結構高い。なかなか暴力的な価格です。

そこで、その廉価版としてリリースされたのが「パーフェクトペンシルUFO」でした。

写真で見るパーフェクトペンシルUFO

パーフェクトペンシルは、言わば「消しゴム付き鉛筆に、キャップ兼エクステンダーが付いた文房具」です。ただ、そのデザイン性や使いやすさが魅力的で、鉛筆の楽しさを引き出してくれます。

フォルムはこんな感じ。
書く 消す 削るの3役を完璧にこなす鉛筆 パーフェクトペンシル 1

アルミ質の外観に滑り止め用の輪っかが付いています。Macを使ってる方であれば、MacBook Airのような質感を想像して頂ければOKです。
書く 消す 削るの3役を完璧にこなす鉛筆 パーフェクトペンシル 2

エクステンダーをスポッと抜けば、鉛筆の芯が出てきます。鉛筆が短くなっても、エクステンダーをお尻にハメれば、滑り止めになって書きやすいです。
書く 消す 削るの3役を完璧にこなす鉛筆 パーフェクトペンシル 3

エクステンダーのトップ、ちょうどUFO型になっている部分。これをスポッと抜くと、鉛筆削りが顔を出します。
書く 消す 削るの3役を完璧にこなす鉛筆 パーフェクトペンシル 4

これが「パーフェクト」と呼ばれる由縁。「書く」「消す」「削る」をコレ一本でこなすことが出来るんです。
書く 消す 削るの3役を完璧にこなす鉛筆 パーフェクトペンシル 5

鉛筆削りとしての性能も、私は悪く無いと思っています。ちゃんと細く削れますから、普段使いに不満はありません。
書く 消す 削るの3役を完璧にこなす鉛筆 パーフェクトペンシル 6

鉛筆の香りと書き味

ここからは私の使用感を。

久しぶりに鉛筆を使っていますが、なんだか狂ったように紙の上を走らせています。

鉛筆が持つ独特の香り。加えて、鉛筆にしか表現できない黒の濃淡。さらさらと流れる黒鉛が、アイデアを膨らませてくれます。

そう。アイデア。

私がコレを使う場面は、アイデア出しをするとき。「考えるための道具」として、この鉛筆を使っています。

何かを記録したり、想いを伝えたりするなら、私は万年筆を使います。でも、無我夢中で手を動かしていたいときは、鉛筆がよい。程よいラフ感が、思考を邪魔せず、集中させてくれます。

鉛筆が長いときにエクステンダーをお尻に付けると、重心が後ろになってしまう。これがちょっと気持ち悪く感じるかもしれません。でもコレも慣れの部分かなぁと思います。1週間ほど使っていますが、今ではあまり気になりません。

「鉛筆とエクステンダーに5000円かけるなんて、バカなんじゃないの?」

そう思われるかも。確かに、異常かもしれません。でも、この完璧な鉛筆からは、5000円以上のアイデアが生まれる。そんな不思議文房具「ファーバーカステル:パーフェクトペンシル」。

あとがき

伯爵モデルのパーフェクトペンシルが欲しいとかちょっと思ってしまってる私は、結構な病なのかもしれません。でも、今はもう少しUFOを楽しもうと思います。小学校の教室。木の机と椅子に囲まれて、夢中で鉛筆を走らせたあの頃を思い出させてくれる。そんな鉛筆の香りに夢中な私なのです。

それでは、今日はこの辺りで。

A5ノートがメモにもアイデア出しにも丁度いい大きさで使い心地最高

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小さ過ぎもなく、大き過ぎもしない。アイデアラッシュをするにも小さ過ぎることはなく、持ち運びをするにも大き過ぎることがない。

そんな “丁度いい” 大きさのノートは、A5版なんじゃないかと思います。

メモパッドサイズだと、ちょっとしたメモには良い。けどアイデアを出しまくりたい時には物足りない。考えをまとめる時に図式化するには小さ過ぎる。

かと言ってA3サイズのノートでは、持ち運びが億劫になる。アイデアを出したり考えをまとめるには余裕がある大きさですが、鞄に入れるには嵩張ります。

その間を取った “中途半端でGood” な大きさのA5版サイズが、最近のお気に入りノートなのです。

中途半端でGood な大きさのA5版サイズが 最近のお気に入りノート

使っているのはニーモシネ

最近愛用しているのが、MnemosyneのA5版ノートブック。ちなみに、Mnemosyneでニーモシネと読みます。

ニーモシネは、マルマン社の製品の中の1シリーズ。マルマン社って聞いたこと無いかもしれませんが、スケッチブックのデザインを見たら「あー!」と思い出されるでしょう。

ニーモシネシリーズでは色んな大きさのメモパッドを発売していて、用途によって選べます。私は今までA3サイズをよく使っていました。カバーがシックな黒色で、ビジネスで使うにもカッコいいんですよ。

さて、今回はそんなニーモシネシリーズの中でも、A5版サイズのお話。冒頭でもお話しした通り、この大きさが丁度よくて気持ちいいんです。

持ち運ぶにもそんなに大きくなく、サラッと鞄の中に突っ込める。それでいて、描くにも充分な大きさがあるので、考えをまとめたりアイデアを出したりするにも充分な広さがある。

また、キリトリ線が入っているので、書き終わったらピリピリと切り離せます。それをスキャンしたり写真に取れば、Evernoteなどの外部メモにも簡単に転送できます。

A5版ニーモシネのパッドケースがGood

紙を一枚一枚切り離せるA5版メモパッド。裸のままで使うには些か使いにくいので、合わせてパッドケースを購入しました。

こんな感じの黒色のメモパッドです。真ん中にペン差しがあり、右側にノートを挟み、左側では切り取った紙を挟んでおけます。

Mnemosyne ニーモシネ のA5版ノートパッドの紹介 1

表面の質感は、マットでサラサラ。嫌味のない感じで、触り心地も柔らかく滑らかです。

Mnemosyne ニーモシネ のA5版ノートパッドの紹介 2

ノートを外すとこんな感じ。メモパッドが挿せるようになっているので、ニーモシネのノートでなくても使えそうです。試していませんが、たぶんロディアもいける。

Mnemosyne ニーモシネ のA5版ノートパッドの紹介 3

人目につかずに控えめに、さり気なくMnemosyneの刻印が入っています。

Mnemosyne ニーモシネ のA5版ノートパッドの紹介 4

パッドは柔らかい素材なので、折り返すことができます。これが意外と重要で、二つ折りにできることで小さなスペースでも使うことができるんです。

Mnemosyne ニーモシネ のA5版ノートパッドの紹介 5

A5版ノートって、ほぼ日手帳カズンの1ページと大体同じぐらい。ちょっとニーモシネの方が大きいです。

Mnemosyne ニーモシネ のA5版ノートパッドの紹介 6

いわゆる一般的なA4のノートと比較すると、これだけ違いがあります。二回りぐらい小さい印象ですね。

Mnemosyne ニーモシネ のA5版ノートパッドの紹介 7

簡単に切り離せるミシン目が付いています。切り離したノートはスキャンしてEvernoteに送ったり、このようにほぼ日手帳のデイリー欄に貼り付けたりしています。

Mnemosyne ニーモシネ のA5版ノートパッドの紹介 8

見た目的にもビジネスで使いやすい、非常にクールなデザインだと思います。手触りも気持ちよくて、使いたくなるノートパッドですね。

ロディアよりもニーモシネ派

同じようなメモパッドに「ロディア」があります。ですが、私はニーモシネの方がお気に入り。

その大きな違いは、紙に書かれている方眼の色と濃さです。

ロディアの方の方眼は、結構色が濃くて、しかも紫色をしています。文字を書いていると、この濃い色合いが気になってしまうのが、私にとっては玉に瑕。

その点ニーモシネは、薄いグレーの方眼であるため見た目に優しいのです。鉛筆で書いたとしても、ちゃんと文字として読みやすいのですよ。

あとは、ニーモシネの方がなんとなく滑りが良い感じ。これは感覚なのですが、ニーモシネの紙質の方が滑らかな感じがして、書いていて気持ちいいです。

ちょっとした違いであって、人によっては全くデメリットになり得ない部分ですが、私はそんなちょっとした差でニーモシネを気に入って使っています。

あとがき

またノートを買ってしまった。どんだけ買えば気が済むんだって思うのですが、なんだか惹かれてしまって。。ついつい手にとって、ついついレジに持って行ってしまいました。

でも、後悔はしていませんよ!心機一転って感じで、また紙と向き合える時間が作れたのですから、貴重な出費です。

新しいものって、やっぱり楽しい!特に新しい文房具は使っている時のワクワクがたまりませんもの。

手帳が重くて持ち運べない人へ!サテライトノートを活用しよう

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私の愛用している手帳は「ほぼ日手帳カズン」。マンスリー・ウィークリー・デイリーが全て揃っていて、隙がない優秀な手帳だと思っています。

唯一難点があるとすれば、それは重さです。

書けるスペースがふんだんに用意されていると言うのは、つまり冊子が厚くなると言うこと。鞄に忍ばせるなんて可愛い表現は似つかわしくなく、鞄を陣取ると言った方がしっくり来るぐらいです。

そんな重たい手帳は持ち運びたくない。そんな私は「サテライトノート」を活用しています。

手帳が重くて持ち運べない人へ!サテライトノートを活用しよう

サテライトノートとは?

私が勝手に作った言葉ですけどね。要は「ほぼ日手帳カズンを母艦として家に常駐させ、持ち運びには専用のノートを使う」という形態です。

最近の私の使い方は、正にそんな感じ。

サテライト。つまり「衛星」ですね。母艦から発出したノートを常に持ち歩き、日々の記録はそこに書き込む。そして、一日の終りには書き込んだ部分を切り離して、母艦である手帳に貼り付ける。

こうすることで、機動性の確保と記録の一箇所管理が両立できるわけです。

手帳で予定管理してないから出来る

ちなみにこの方法は、私が手帳で予定の管理をしていないから出来ています。

スケジュールやタスクの管理は、すべてクラウド上のサービスを利用しています。「これから起こる明確な予定」は、iPhoneやiPad、Macなどを使った方が便利だからです。

手帳では「起こった出来事(過去)」と「これからのアクションとビジョン(未来)」しか管理していません。「予定された未来(近未来)」については何も書き込んでいないので、私は手帳を持ち運ぶ必要がないのです。

だからこうした「サテライトノート」を使うことができます。

逆に「手帳を持ち歩く必要がある人」には、この方法はオススメできません。予定が確認できなくなってしまいますからね。

オススメのサテライトノート

私がサテライトノートとして愛用しているのは、ニーモシネのA5版ノートです。A5版のノートは非常に使い勝手が良い。普通のノートよりは小型で、しかし書けるスペースが多く確保できる、ちょうどギリギリのサイズなんです。

また、他にもロディアの小型メモ帳も使っていて、ちょっとしたメモやアイデアはこっちに書き込んでいたりします。

サテライトノートとして使うなら、「切り離しが簡単なノート」が絶対にオススメです。

「いや、その部分を自分で切って貼り付けるから大丈夫だよ」と思っているなら、その考えは甘い。そのちょっとした面倒臭さが、日々積み重なると、必ずやらなくなる日が出てくるのです。

サテライトノートを母艦に戻すのは、ちょっとした手間です。その手間を極力省くためにも、最初から切り取り線が入っているようなメモ帳、つまりニーモシネやロディアがオススメなんです。

サテライトノートを母艦に戻す方法

サテライトノートに書き込んで、一日の終りにはそれをほぼ日手帳のデイリー欄に貼り付けます。

まず、サテライトノートに書き込んだメモは、一日分をまとめておきます。私の場合は専用のケースを使っているので、メモを切り離してはケースに挟んでおいています。

手帳が重くて持ち運べない人へ!サテライトノートを活用しよう

貼り付け方は簡単。マスキングテープを使います。以前お話した通り、私はほぼ日手帳にマスキングテープを忍ばせているので、大きな手間も準備も必要ありません。

手帳が重くて持ち運べない人へ!サテライトノートを活用しよう

ニーモシネのA5版だと、デイリー欄からどうしてもはみ出てしまうので、ちょっと折りたたんで貼っています。もし複数のノートにまたがった時でも、こうして折りたたんで貼り付けるようにしています。

あとがき

「ほぼ日手帳カズン」は非常に使い勝手の良い手帳ですが、鞄に入れておくと肩が凝って仕方ない。休みの日の外出にわざわざ持ち歩くのも、なんだか気が滅入ってしまいます。

だからこそ、もっと気軽なノート「サテライトノート」が私には丁度いい。ふらっとした外出でも持ち運べ、それでいてメモを一元管理できる。このシステムが最近は非常にお気に入りです。

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